コロナが明けたら思い切った電車旅でも
えき‐べん【駅弁】
鉄道の駅や車内で旅客に売っている弁当。明治18年(1885)栃木県の宇都宮駅で売った握り飯が最初。
駅弁とかけまして、新聞社ととく
そのこころは
どちらもきしゃ(汽車・記者)とセットでしょう
突然だけど、駅弁って食べてます?それこそ列車に乗った旅行とかで。
僕はほとんど食べません。そして周囲を見渡す限りでも電車や新幹線内で駅弁を頬張ってる姿ってとんと見かけない。サンドウィッチでぱぱっと済ませる者。ビールとつまみだけを堪能するサラリーマン。お菓子ばかり食べてるファミリー。そもそも何も食べないでずっと寝てる人もいる。
どうして人は駅弁を食べなくなったのだろうか?僕なりに考えてみるに、外食のレベルが昔よりも大幅に上がっていることが一因ではないかと。
僕が子供の頃は普通に不味い店ってありましたからね。明らかに茹で過ぎで全くコシのないうどんとか、油でベチャッとしてサクサク感のない天ぷらとか、肉が硬すぎて噛み切れないとんかつとか。純粋に料理としての出来が悪い店ね。
現在はチェーン店の台頭により、一定のクオリティは保証されるようになっている。美味い不味いは最早ただの好みの問題となり。昔のようなそのそも料理の体をなしてない店は簡単に潰れてしまう。味のハードルが上がりに上がった今、このご時世で飲食店を起業するのは、もはや株やFXをはじめるくらいのレベルでギャンブルなのかもしれない。
それだけ外食産業のレベルが上ったとなると、名物を食べたいと思ったら現地の店に行けばいい。わざわざ割高な冷たい弁当を食べる必要なんて無いじゃないか。そんな風に考えている人間はきっと僕だけではないはず。
まぁそもそも旅行にコスパを求めるのが間違いなんでしょうけどね。列車の窓から見る風景。そしてそれを見ながら食べるお弁当。その二つの楽しさをいつの間にか忘れてしまっていると、今回の記事を作るにあたって気付かされるのであった。