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3月前後に復帰予定

営業は大事だよ

 の解説

営業職に従事する者。特に、販売関係の業務を行う会社員。「出版社の書店営業マン」

 

出典:営業マン(えいぎょうマン)の意味 - goo国語辞書

 

営業マンとかけまして、競輪選手ととく

そのこころは

どちらも足で稼ぐでしょう

 

いろんな職業を経験してきたが、そのなかでも営業職は圧倒的に向いていなかった。

 

会話が苦手。それ以前に人と接するのが苦手。何よりも働くことそのものが嫌い。営業マン以前にそもそも社会人として失格だった私。取引先から相手にされず、会社に戻れば上司や同僚にアホほど責められ、どこにも私の居場所がなかった。振り返ればその時期が一番地獄だったかも知れない。

 

そんな絵に描いたようなダメ社員だったけども、すぐに会社辞めてその後も職を転々として、あれから10年以上経過してる。それでも消費者金融のお世話になることなく、どうにかこうにかこうして生活は出来ている。まだ社会に巣立ってない若者には、案外どうにかなるよって伝えたいね。うん。本当に八方塞がりになったら、最後の最後は生活保護があんのだから。欲さえ出さなきゃ生きること自体は難しくない。その心持ちがあるだけでも違ってくると思う。

 

人生に決して無駄なんてない。散々転職を繰り返してきたが、地獄の営業マン時代も含め、すべての経験がなんらかの形で今に生きている。むしろ「あの時こうしてれば良かった」と、ウジウジ後悔してる時間が一番無駄なのかも知れない。反省は長く、後悔は短く。これが鉄則だと人生経験の中で体験する。

 

これまでの半生において基本的に後悔はない。けども、ひとつ反省をするならば、もっと一つ一つの仕事を丁寧に。全力を尽くせば良かったかなとは思う。駄目でもいい。結果が伴わなくてもいい。それでも、少しでも優秀な結果を残すために自分の出来る努力を果たす。まぁ一言でまとめるならベストを尽くすって事ですわ。学生で言えば勉強とかね。

 

向いている向いてない。好きなこと嫌いなこと。得意なこと苦手なこと。それらに関係なく、とにかくあらゆる分野でベストを尽くす。それをすることによって、はじめて自分が見えてくるのだ。それこそ、自分のやりたいこと、これといった夢がない若者ほどそれをした方が良い。

一つの物事に全力で集中することで、自分の出来ること出来ないことが分かってくる。適正が見えてくる。その結果、自分のやりたいことが早く見つかるという寸法だ。ベストを尽くして駄目だったら、この仕事は向いてないって自分で見切りをつけられますもの。やるべきことが勝手にわかるようになる。

 

僕の10代20代はそれをしてこなかった。結果、適正ある仕事を見つけるのに30年以上もかかってしまった。強がりじゃなく後悔はないけども、若い頃にその事に気づいていれば、もっと早くに輝けたであろうことは確か。「オレまだ本気出してないだけだし?」は、マジで害悪でしかない。

 

私を反面教師にしろとか偉そうなことは言えないけども、少しでも脳細胞に引っかかるものがあればいいかな。とは思う。