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孤立無援

 の解説
[名](スル)
  1.  一つまたは一人だけ他から離れて、つながりや助けのないこと。「敵に包囲されて孤立する」「孤立無援」

  1.  対立するものがないこと。「孤立義務」

 

出典:孤立(こりつ)の意味 - goo国語辞書

 

孤立とかけまして、海外の通貨ととく

そのこころは

どちらもえん(縁・円)がないでしょう。

 

学生時代(社会人でもいいけど)にボッチを経験した人ならわかると思うけど、孤独そのものはそこまで苦痛じゃないけど、孤立はすこぶる辛い。

 

ボッチにもいろんなタイプがいると思うけど、例えば僕は単独行動は結構好きな人間だ。1人で飯食いにいったり映画館行ったり1人で旅行したり。ひとり○○っていうやつは大概のものは平気なタイプ。ただし集団生活の中で馴染めていない存在になるのはとても苦痛。

 

学校生活というのは集団生活の典型だと思うけど、高校時代に極度の人見知りプラス中学の知り合いがほとんどいない学校を選んだために、友達作りに失敗してしまった。そうなると、体育の授業とかである好きな者同士でペアを組めとか、修学旅行のグループ行動がしんどくて仕方がない。

学校とは集団生活を学ぶ場所。という性質もある関係で、クラスで浮いてる存在の僕を見て、担任が気にかけてくれてね。休憩中に机に突っ伏して寝てる自分に対して、勇気を出して輪に飛び込んでご覧とか言ってくれるのだけど、それが余計に惨めさを駆り立てる。当時の先生はいい人だったと思うし、悪気がなかったのもわかる。けど、その手の行動は孤立した生徒を余計に追い詰めてしまう。

 

孤立した子供にもプライドがある。いや、孤立してる子供のほうが寧ろプライドが高いかもしれない。ぼっちが一番嫌がるのは、孤独そのものじゃない。そのことで「可哀想な人」に見られるのが一番イヤなのだ。無理にグループの輪に入れないでくれ。悪い事したり迷惑をかけないから、1人で好き勝手させてくれ。少なくとも僕はそう思っていた。

 

大人になった今も集団生活は苦手だ。それ故にサラリーマン生活が馴染めずにあっという間に辞めてしまったけども。それでも紆余曲折ありつつこうして普通に生きている。

今はオンライン授業もあるし、学び方にも多様性が見えてきた。もしかしたら学校の存在意義が年々薄れつつあるかもしれない。自分で学習できるならば無理に学校行くこともないんじゃないかな?正直、学校でコミュニケーション能力は培われなかったし、そういうのは社会人になってから学んでも決して遅くはない。僕はバイトを通じてコミュニケーション能力を身に着けたクチ。変なブラック職場でもない限り、たとえ口下手でも挨拶さえしっかりすればどうにかなる場合が多い。

 

ちなみに孤独と孤立の違いはどこにあるだろう?あくまで僕の見解だけど、孤独は文字通り単独。孤立は集団の中にいる中での孤独、つまり集団の中で浮いた存在。身動き取れないし、居心地がとことん悪いのが孤立だ。