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しょっぱいブログやで〜

 の解説
  1.  塩化ナトリウムを主成分とする塩辛い味の物質。海水や岩塩から製し、精製したものは白い結晶で、食生活の基本調味料。食塩。

  1.  塩味の加減。しおけ。「塩をきかす」

  1.  苦労、辛苦。

    1. 「まだ世の中の―を深く味わわざる処女 (おとめ) 」〈魯庵社会百面相

 

出典:塩(しお)の意味 - goo国語辞書

 

塩とかけまして、地球の資源ととく

そのこころは

どちらもとりすぎに気をつけましょう

 

おじさんになると味覚が変わるのか、それとも舌が肥えてくるのか。

 

例えば焼き鳥といえば昔は専らタレ派だった。鳥の質よりも寧ろタレの美味しさのほうがとても重要。そんな風に考えてる節すらあった若造であった。

それは焼き肉も同様で、歯や胃袋が健康なうちは肉の柔らかさや脂ののりより、やはりタレの美味しさが重要。色んな部分で若かったのだなと思う。

 

塩の美味しさに気づいたのは割と最近なのかもしれない。少なくとも30を越えてからだったことは確か。素材の味を引き立たせてくれる調味料。意識がタレから素材そのものに関心が移ったのは、塩のおかげだと言える。

 

逆に言えば、塩のせいで舌が贅沢になったとも言えるし、昔よりもグルメになってエンゲル係数が上がった気が・・・。別に安物の料理を受け付けなくなったとかじゃないんだけどね。今でも吉野家とか大好きだし。

 

ただ、チェーン店じゃないちょっと良い店でものを食べるとき。この肉は○○産だけあって肉質が柔らかくて脂もしつこくなく・・・みたいな、まるで評論家みたいなことを考えながら食事をしている自分がいる。

そしてそんな自分に気づいて少し恥じる。いくら金を払った客とは言え、せいぜいカレー程度くらいしか作れない(それもルーを入れるやつね)腕前の人間が、何を偉そうな。みたいなね。

まるでボールをバットにすら当てられない人間が、イチローのバッティングにダメ出しをする。あるいはメッシのサッカーに上から目線で物申す。そんな間抜けさを感じてしまうのです。

 

だからまぁ。あれ。要するに黙って食え。ってことですよ。別に口に出してこの料理は云々カンヌンとは言ってないけども。いちいち評論するなよタコス。そう自分に言い聞かせているそんなこの頃です。