辞書と暮らせば(休業中)

3月前後に復帰予定

食べ放題系の店が苦手になってきました。

の解説
[名](スル)
  1. 腹がいっぱいになること。飽腹 (ほうふく) 。「満腹するまで食べる」「満腹感」⇔空腹

  1. 多く、「満腹の」の形で、心からの、満身の、などの意を表す。「満腹の敬意を表する

 

出典:満腹(まんぷく)の意味 - goo国語辞書

 

満腹とかけまして、とある虫の巣をつついてみた。ととく

その心は

どちらもはちきれそう(ハチ切れそう)でしょう。

 

腹八分目がいい。そんな事は分かっている。でも満腹、もしくはそれを超える量を食べないと心が落ち着かない。そしてお腹はパンパンにはちきれそう。だけど心は全然満たされない。

満たされないから余計に暴飲暴食を繰り返してしまう。振り返ればそんな10代20代だったような気がします。

 

若い頃は割と体を動かしていたし、もともとの新陳代謝も高かったため、そこまで太っていませんでした。しかし30代に入って転職したと同時に、グングンと右肩上がりに増えていく体重。立派なデブの完成です。食べる量が変わらずに運動しなくなると、簡単に増量していくんですね。30代を境に新陳代謝が衰えていくのでその影響も大きかったでしょう。

 

過食症だった。今になってそう思います。

 

といっても、ガチの過食症はたくさん食べた後に無理矢理吐いたり下剤使って排出して、結果的に太らないらしいので、医者の定義するような正確な過食症とは少し違うとは思います。無理矢理吐くまでは食べたりしなかったので。

 

とは言え、他に自分のこの症状を表現するのにふさわしい言葉もみつからないので、やっぱり便宜上でも僕は過食症だったと言わせていただきたい。

どか食いするけど、食べる事が大好き!というわけでなく、特別グルメだったわけでもない。ストレスの発散。いや、もっと正確に言えば現実逃避の手段として暴飲暴食をしていた。ストレスの原因に向き合うのが嫌だから、食べて食べて嫌な事から目を逸らせていたんですね。

 

しつこいけど、僕は過食症だったんだ。何がきっかけでそう思うようになったかは忘れたけど、自分でそう認めるようになってから、逆に暴飲暴食が減るようになりました。

 

なんでもそうだと思うけど、自分が何の症状に冒されてるか分からないと不安だし苦しい。

例えばなんだか体が怠い。熱っぽい。喉が痛いし鼻水が出る。なんでこうなってしまったか自分では全然分からない。この病状の正体がわからないから、どうやって対処したらいいかわからない。どうすればいいかわからないから余計に不安になってストレスが溜まって苦しくなっていく。

病状は風邪でした。それに気づく事が大事なのです。苦しみの正体に気づく事が。風邪だと分かりさえすれば、後はいくらでも対処出来ますよね?風邪薬のんで栄養付けて、後はしっかり寝ればいいのです。

 

それと一緒で、過食症だとわかれば対策がうちやすい。以前より客観的に自分を見れるようになるんですよ。暴飲暴食の最中でも「あ、今食べ過ぎちゃってるわ。いけないいけない」と、勝手にストッパーがかかる。とくに我慢してる訳でもないのです。そして過食症にさせた根本の原因。つまりストレスの正体に目が向くようになる。そしてその根本的な原因が解決すれば、あっという間に過食症とおさらばが出来る。

まぁ上記の文章のようにそこまでトントン拍子にいかないですけどね。それでもついつい食べ過ぎちゃう夜もあるけども。それでも明らかに以前より食べる量は減った。大事なのは自分を必要以上に追い詰めない事なのです。ついつい食べ過ぎちゃう日があってもいいのです。次から気をつけよ。それでいいのです。

 

そんな感じで徐々に体重が減っていき。現在も絶賛ダイエット中でございます。今のところストレスもさほど感じないし、リバウンドの気配も全然ないですね。やっぱり我慢は大敵だ。