意地っ張りのペシミスト
いじっ‐ぱり〔イヂつ‐〕【意地っ張り】
の解説[名・形動]《「いじばり」の音変化》こうと思ったことは、よくても悪くても押し通すこと。また、そのさまや、そういう人。強情っぱり。「意地っ張りな子」
意地っ張りとかけまして、アイドル総選挙の1位ととく
その心は
どちらもおし(押し・推し)が強いでしょう。
自分も含めた周辺を見渡す限り。運に恵まれていない人間達に共通しているもの。
それは「意地っ張り」ではなかろうかと考えているのです。プライドが高いと言い換えてもいいかもしれません。あくまで仮説ですが。
基本的にプライドの高い人間は人の話を聞きません。アドバイスを素直に聞かないです。
ハイハイと相槌の多い人は、意地っ張りな人間だと見ていいでしょう。喧嘩するのが面倒だから、ハイハイと返事して表向き従ったフリをしているのです。そして、アドバイス通り動かずに自分のやり方を突き通す。自分がそのタイプだからよくわかります。
結果、素直に人の言うことを聞いていれば避けられたであろうトラブルに巻き込まれやすい。余計な不運を引き寄せるのですな。まぁ自分の意見・やり方を貫いた方が良い結果になったパターンも少なくないから、一概なことは言えませんが。
問題は自分の考えや方法に固執する意地っ張りさんは視野が狭くなりがちと言うこと。俯瞰で物を見れなくなってしまうのですな。人にあれしろこれしろと言われると、余計に意固地になって更なる視野狭窄に陥ってしまう。
運には浮き沈みがあると思うのですが、下降線に入ると、意地っ張りはなかなかそこから抜け出せません。ちょっと視点や行動を変えれば運気が上がると言う場面でも、視野が狭いからそれに気づかない。ほんの少し、心に余裕を持てば突破口が見えるはずなのに。
弱いんですよ。プライドの高い人間は。弱いが故にその弱さを人に見せたくない。だから素直に言うことを聞けない。そして孤立しやすくなってしまう。助けようと思っても突っぱねるから助けられないんですよね。
運の強い人は正直な人が多いように思う。変なプライドを持たないから、人に弱みを見せることが出来る。そしたら助けたいと言う人が現れて、結果、味方がたくさんできる。三国志の劉備がその典型かもしれない。
弱点をさらけ出すことの出来る人間は強いですよ。装備を持たずに裸で戦場に出るようなものですから。
自分で自分の駄目なところを素直に受け止められる。これほど難しいものはない。心の弱い人間はそこに向き合うことを恐れますから。
自省も込めて、意地っ張りな人間を考察してみました。