きちょう‐めん〔キチヤウ‐〕【×几帳面】
の解説[名]角柱の角につけた面の一。角そのものは残すように、両側に段をつけたもの。もと几帳の柱によく用いられたところからいう。[形動][文][ナリ]細かいところまで、物事をきちんと行うさま。決まりや約束にかなうように正確に処理するさま。「几帳面な性格」「時間を几帳面に守る」
要は平安時代に使われたカーテンみたいなもの(几帳)に使われた柱。
その柱の面が几帳面みたい。
こっちに画像もあるからそれも一緒に載せときます。建築用語なんですね。
建築用語の几帳面の話はここまでにして。普段我々が使う意味合いの
几帳面の話をしますが、昔の私は几帳面からは程遠い性格をしていま
した。何をやるにも大雑把。
社会人になってからかなぁ。特に接客業の仕事をするようになってか
ら段々と神経質になっていき、それに比例して仕事も几帳面になって
いきました。お客さんと接する以上、テキトーだと怒られますからね。
よく諸先輩方に注意され、叱られてきたものです。
しかし生来の几帳面ではない、後から作られた几帳面である故か、気
を使いすぎてストレスが凄いですね。どうも人より疲れやすいような
気がする。私みたいな人って案外多くないかなぁ?
日本人のサービス力って世界でもトップクラスと言いますよね。海外
から見たら、高級ホテルがやるようなサービスをただに近い値段でや
ってくれる。そのコストパフォーマンスで言えば他の国々を突き放す
くらいかもしれない。
だから日本人は鬱になるし過労死するんじゃね?と言う気さえします
ね。世界標準で見ればダントツで高いサービス力。しかしそれに対価
が見合ってない。
我々があまりにも当たり前だと感じてるサービス。接客一つとっても
求められるハードルが段違いですもの。ちょっと失礼や粗相があろう
ものなら、すぐにクレームが飛んできて偉い人と一緒に平謝りしない
といけない。そこまで神経使わないといけない割に給料安いでしょ?
ドイツやロシアなんて無愛想が当たり前。スーパーで商品を袋に詰め
る作業をモタモタしてたら、後が詰まるからさっさとしろや!と店員
に叱られるのも日常茶飯事だそうですよ。
別に日本もドイツやロシアみたいにしろとは言わないけど、客側はも
っと店員を敬うべきだし、働く側ももっと報酬を要求してもいいと思
うんだよね。だって物やサービスに恵まれてる国なのに、ちっとも幸
せじゃないじゃない?
几帳面と言うお題から、まさか日本と海外のサービス事情に発展する
とは思いもしなかった。