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何事もほどほどがいい

 の解説
[名]角柱の角につけた面の一。角そのものは残すように、両側に段をつけたもの。もと几帳の柱によく用いられたところからいう。
[形動][文][ナリ]細かいところまで、物事をきちんと行うさま。決まりや約束にかなうように正確に処理するさま。「几帳面な性格」「時間を几帳面に守る」

出典:几帳面(きちょうめん)の意味 - goo国語辞書

 
2個目の形容動詞的な意味は皆さんも良くご存知かと。問題は1つ目の名詞の几帳面。
正直、辞書の説明だけではイマイチぴんと来ないのでもっと分かりやすい説明はない
かとグーグル先生にたずねたところ、このサイトが比較的分かりやすかったので載せ
ておきます。

wajikan.com

 

要は平安時代に使われたカーテンみたいなもの(几帳)に使われた柱。

その柱の面が几帳面みたい。

こっちに画像もあるからそれも一緒に載せときます。建築用語なんですね。

www.what-myhome.net

 

 

建築用語の几帳面の話はここまでにして。普段我々が使う意味合いの

几帳面の話をしますが、昔の私は几帳面からは程遠い性格をしていま

した。何をやるにも大雑把。

社会人になってからかなぁ。特に接客業の仕事をするようになってか

ら段々と神経質になっていき、それに比例して仕事も几帳面になって

いきました。お客さんと接する以上、テキトーだと怒られますからね。

よく諸先輩方に注意され、叱られてきたものです。

しかし生来の几帳面ではない、後から作られた几帳面である故か、気

を使いすぎてストレスが凄いですね。どうも人より疲れやすいような

気がする。私みたいな人って案外多くないかなぁ?

 

日本人のサービス力って世界でもトップクラスと言いますよね。海外

から見たら、高級ホテルがやるようなサービスをただに近い値段でや

ってくれる。そのコストパフォーマンスで言えば他の国々を突き放す

くらいかもしれない。

だから日本人は鬱になるし過労死するんじゃね?と言う気さえします

ね。世界標準で見ればダントツで高いサービス力。しかしそれに対価

が見合ってない。

我々があまりにも当たり前だと感じてるサービス。接客一つとっても

求められるハードルが段違いですもの。ちょっと失礼や粗相があろう

ものなら、すぐにクレームが飛んできて偉い人と一緒に平謝りしない

といけない。そこまで神経使わないといけない割に給料安いでしょ?

ドイツやロシアなんて無愛想が当たり前。スーパーで商品を袋に詰め

る作業をモタモタしてたら、後が詰まるからさっさとしろや!と店員

に叱られるのも日常茶飯事だそうですよ。

別に日本もドイツやロシアみたいにしろとは言わないけど、客側はも

っと店員を敬うべきだし、働く側ももっと報酬を要求してもいいと思

うんだよね。だって物やサービスに恵まれてる国なのに、ちっとも幸

せじゃないじゃない?

 

几帳面と言うお題から、まさか日本と海外のサービス事情に発展する

とは思いもしなかった。