辞書と暮らせば(休業中)

3月前後に復帰予定

諧謔に溢れたブログにしたい(気持ちだけ)

かい ぎゃく [0]諧謔

おどけておかしみのある言葉。気のきいた冗談ユーモア。  -を弄(ろう)する

諧謔(かいぎゃく)とは何? Weblio辞書

 

まず漢字で書けない。そして初見では絶対読めない。

この字からユーモアを意味すると推察できる人もおそらくいないでしょうね。

日常会話ではまず出てこないであろうこの言葉。いや、文学に精通したご老人

なら使用するのかな?

諧謔文化というと落語なんかがその代表ですが、ルーツは仏教の説教だそうです。

戦国時代末期〜江戸時代に活躍した安楽庵策伝という僧侶が、自身の説教を

まとめた「醒睡笑」という書物が落語の原点になったとか。

とかく堅苦しくなりがちな仏教の教え。説教される側も途中で眠くなることも

あったのでしょう。そこで教えの中にもユーモアを交えて笑いで眠気も醒めて

しまう。だから醒睡笑。仏教を広めるにも工夫が必要だったということなんで

しょうね。

現代だって学校に置き換えたら面白い話をしてくれる先生の方が人気があるし

授業にも集中しやすいですよね。

ユーチューブも諧謔性のあり内容の方が再生数を稼げる。

諧謔は世界を救うといっても過言ではない!多分。

 

あ、そうそうクラシックの世界でも諧謔に溢れた曲があるらしくて、

スケルツォというジャンルがそうみたい。

特定の拍子に囚われないユーモアのあるリズムが特徴だとか。

クラシックの事はわからないので、正直楽曲を聴いてもそのユーモアは

さっぱり理解できませんが、一応貼っておきましょう。


2016PTNA特級二次 平間今日志郎/ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31