辞書と暮らせば(休業中)

3月前後に復帰予定

ずかんと

 の解説

絵や写真を中心にしてその事物の実際の形などを示しながら解説した書物。「植物図鑑」

 

図鑑とかけましてフーテンの寅さんととく

そのこころは

どちらもあつみ(厚み・渥美)がすごいでしょう

 

僕も両親も嫌いなはずなのに、なぜか我が家に虫の図鑑がある。当時も今も虫が嫌いだけど、とにかく暇だったものだからその図鑑ばかり眺めていた。生々しい虫の絵に毎度ぞわっときては図鑑を閉じ。でも暇だからまた図鑑を開けて、またゾワッとして閉じる。こんなことばかり繰り返してきた変な子供時代。おかげさまで虫は嫌いなのに知識だけは身に付き、同級生から昆虫博士と読んでもらえる程度には詳しくなった。

 

今にして振り返っても、同じ図鑑なら百科事典とかのほうが良かったなぁ。友達もいないゲームもない子供時代。時間だけはアホほどあったから、暇つぶしに目が潰れるくらい百科事典を眺めていただろうに。そしたら今ほど勉強嫌いじゃなくなって、東大とは言わないまでも、そこそこ良い大学に行けてたのでは?

 

とはいえ、今の人生に不満はあれど後悔はない。もうしばらくは仕事に集中して、年金をもらって働く必要が無くなったら、それこそ百科事典でもなんでも買って、勉強に勤しむ老後もわるくないなぁと思う。虫の図鑑はもういいや。