手玉に取られたい
お‐てだま【▽御手玉】
-
1 小さな布袋に小豆などを入れた玩具。これを数個、歌に合わせて投げ上げたり、受けたりして遊ぶ。また、その遊戯。→
-
2 野球で、ボールをしっかりとグラブに収められずに一、二度はじくこと。ジャッグル
そのこころは
どちらも児戯に等しいでしょう。
コマ、けん玉、めんこ、ゴムとび、お手玉、etc・・・。
数ある昔の子供の遊戯のなかでも一際地味な存在という印象がある。
令和のご時世にお手玉で遊んでる子供が皆無であることは勿論のこと。昭和生まれのおっさんである僕が子供の頃を振り返っても、お手玉をやってる子はほとんどいなかった。メンコもけん玉もコマ遊びもやったけど、お手玉だけは手を付けた記憶がない。難易度が高い割に地味。技に発展性もないし、出来たところでカッコいいと女子に持て囃されるわけでもなかったからね。
似た遊びにジャグリングがあるのが競技人口の少なさに拍車をかけてる気がする。いや、競う遊びじゃないから競技人口という表現もおかしいけど、ええと、遊技人口と表現したらいい?
とにかくジャグリングのせいで、お手玉はますます日陰者になっていく。
現にユーチューブを見てても、ジャグリングのパフォーマーの動画はいっぱいあるのに、お手玉に特化したユーチューバーは存在しない。日本ジャグリング協会は存在するのにお手玉協会はない。(ただし日本お手玉の会という組織があります。某スポーツ協会のような闇を感じないほのぼのとした雰囲気が素敵)
このように、いまいち脚光を浴びにくいお手玉。どうでもいい話だけどここ数ヶ月で一番、謎掛けに苦しんだよ。
日の目を浴びないということは、逆に言えば開拓の余地が大いにあるといえるし、こういうのをなんというのだっけ?隙間産業というか、盲点と言うか、穴場?ビジネスチャンス的なアレ。
お手玉は歌とセットが相場。ジャグリングとの一番の違いは歌にあると言ってもいいだろう。
あんたがたどこさ〜♪が典型だと思うけど、これが例えば昨今のボーカロイドのようなハイテンポな歌でやったらどうだろう?あのスピードでお手玉ができれば立派な芸と思えるのだけど。お手玉の袋のデザインも最近流行りの鬼滅の刃のやつにしてみるとか。
うん。俺の貧困な発想力じゃこれが限界だわ。暇があったらもっとお手玉を突き詰めてみよう。