謎かけは最後の方に
かくし‐ぼうちょう〔‐バウチヤウ〕【隠し包丁】
の解説料理で、食べやすいように、また、早く火が通るよう、材料の裏側に包丁で切れ目を入れること。しのび包丁。
出典：隠し包丁（かくしぼうちょう）の意味 - goo国語辞書
女優になるのが夢でした。中高と演劇部に入り、大学も演劇サークルに入り舞台で汗を流しておりました。在学中にサークルの２年上の先輩と交際し、将来映画監督として名を馳せたいと言う彼氏の夢を応援するため、卒業後は外資の保険会社に就職して、少しでもお金の面で彼を支えてあげられる様、営業に精を出しました。
仕事はとても大変でした。１件１件訪問するたびに無下に断られ、時に罵倒をされ、営業ノルマのために枕に近いこともやりました。精神的に辛くて薬がなくては眠れない日々を過ごしつつも、それもこれも全ては大好きな彼のため。仕事をせず、映画の専門学校で勉強に集中してるであろう愛する人の生活を支えるため。早朝から日を跨ぐ時間まで、一生懸命働きました。
そんな日々を過ごして早５年。いつもの様にクタクタになりながら帰宅をすると、玄関から私も彼氏も使ってない香水の匂い。リビングへ移動するとソファーで顔を赤くしながらイビキをかいて寝てる彼がいた。お酒の匂いと、私の知らない香水の匂い。そして胸元にキスマーク。血の気が引く音とはこう言うものだろうか？目の前が真っ白になり、今にも倒れてしまいそうになる。震える手で彼のスマートフォンを手に取り、ラインを開くと複数の女との艶かしいやりとり。一人は夜の店の女だろうか。もう一人は専門学校の学生らしき女。そして、高校からずっと一緒だった親友のS子とも体の関係を持っていたらしい。
私の人生はなんだったのだろう？自分の夢を捨て、心を病み、時に赤の他人に体を捧げてまでも仕事を頑張ってきたのは、全て愛する彼のため。そんな思いをして稼いできたお金で、奴は私以外の女と楽しくやっていたのだ。
私はもう疲れてしまった。何もかもどうでも良くなった。最後は一緒に向こうへ旅立とうね。これで私たちは永遠に二人きりになるの。
私はバッグに隠し持った包丁で彼の首元を・・・
と行った具合に使用されるのが隠し包丁だと思い込んでおりましたが、どうやら大根や椎茸などに切れ目を入れて火を通りやすく、味を染み込ませやすくするために包丁を入れてくのが隠し包丁だったらしいですね。普段料理をしないと、この手の常識すら知らないのだから恥ずかしい話です。
ちょうどわかりやすい解説のページがありましたので、是非とも参考に。
あ、いつもの謎かけ忘れてた。
隠し包丁とかけまして、ディズニー映画の熱帯魚ととく
その心は
どちらもにもの（煮物・ニモの）好きな人には欠かせない要素でしょう。
