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全国だー!

 の解説

(和)inter+high schoolの略。「インターカレッジ」にまねた造語》⇒全国高等学校総合体育大会 

出典:インターハイの意味 - goo国語辞書

 

自分には縁遠いこの言葉。学生時代は卓球と柔道をしてましたが、どちらも弱小校でしたので。練習嫌いだったし、友達と面白おかしくやれたらいいタイプだったので、弱くても仕方なし。結果に関しては納得してるからいいのですが。

 

全国目指してるようなところは大変ですよね。特に野球。炎天下の甲子園を目指して早朝から夜遅くまでひたすら練習。僕の目から見たら相当にクレイジーに映る。プロならわかりますよ?それでお金をもらう以上は練習も立派な仕事でしょう。でも、インターハイって仮にも教育の場でしょう?学問を犠牲にしてひたすらスポーツばかりさせるのは教育と言えるのでしょうか?全員がプロになれるわけじゃない。というかプロで生活できる人なんて極々一部なんだから。

そりゃ部活動を通して協調性を養えるかもしれないし、厳しい社会を乗り切るための精神力も鍛えられるかもしれない。ブラック企業なんかは根性のあるアスリートタイプは喉から手が出るほど欲しいでしょうね。でも学校って社畜養成の場所ではないでしょう?少なくとも表面上においては。

 

昔から体育会系の教育って嫌いなんですよね。子供にばかりストイックさを求めるところが。子供は親の背中を見て育つといいますが、親に限らず大人全体の背中を見て育つのですよ。挨拶一つとっても、お辞儀も含めてそれがきちんとできてる大人はどれだけいることでしょう?自分が出来てないことを目下の者に強要する人は軽蔑します。逆に言えば自分がきちんとやっていれば、子供はちゃんと真似してくれるんです。自戒も含めて言いますけどね。

体力や技術的なことまでは求めませんよ?それこそ野球に例えるならば現役さながらの華麗な守備やバッティングまで求めません。肉体の衰えは仕方ないのだから。ただ他人に厳しくするならば、自分自身にも同等かそれ以上の厳しさがあるべきでしょう。酒やタバコをガブガブやって醜く太ったやつに、もっと体を絞れなんて言われる筋合いはない。高校生に爽やかさを求めるならば、己もその年齢なりの爽やかさを身につける努力をしなさいよ。

 

体育会系が人間形成に役立つと言うならば、一昨年の日大アメフトタックル事件はどう説明がつくでしょう?世間からバッシングを受けた時の対応を思うと、とても人の上に立つ人間とは思えない。奈良のボクシング協会の会長が人間教育のゴールなのだとしたら、大きな成果を挙げてると言えるでしょうけどね。