辞書と暮らせば(休業中)

3月前後に復帰予定

投資下手の投資語り。

 の解説
  1.  紙挟み。折りかばん。

  1.  金融機関機関投資家などが所有する各種の金融資産の一覧表。資産構成。

  1.  安全性や収益性を考えた、有利な分散投資の組み合わせ。資産構成。ポートフォリオセレクション。→ポートフォリオインシュアランス

  1.  作品集。画集。

出典:portfolio(ポートフォリオ)の意味 - goo国語辞書

 

どうにかしてお小遣いを増やせないものか。そう思って株式を購入し始めたのが大学3年の春。

当時はイザナミ景気なんて言われてて。よほど財政が悪い会社でもない限りは、だいたいまぁ 値上がりしてくれて。ひと財産なんて程遠いけど、貯金の利子よりはだいぶマシなレベルでお金を増やすことが出来ていました。それが吹き飛んだのがライブドアショック。あれは酷かったなぁ。儲けたお金一気に吹き飛んで、ほとんどの株が塩漬けになりましたもの。大学を卒業して社会人になったのを期に一度株式から離れる。

 

30手前になって、またお小遣いを増やしたいと思って再び株式投資を始める。これはさっぱりでした。買う株買う株がどんどんと下げトレンドになっていき、大金を失うことこそ無いものの、決して黒字になることもない。徐々に目減りしていく我が資産。そして、ある理由でまとまったお金が必要となったこともあり、2度目の投資活動も撤退。よりによって、その直後にアベノミクスでプチバブル発生。乗りかかろうにもお金がない。あれは泣けたなぁ。

 

とまぁこんな具合で私は資産運用が壊滅的に下手くそなのです。運も悪いことは悪いけど、根本的にセンスがない。

 

反省点をあげるとしたら、まずは決断力ね。株価が上がる気配がないと思ったら、速攻で売る。いわゆる損切りと言われるものだけど、これが全然出来ていなかった。株式というのは売らない限り損益が確定しない。ここが厄介なところで、いつか上がる、辛抱すれば値上がりする。そう根拠もなく信じ続け、結果、真綿で首を絞め続けるかのごとく徐々に減っていく株価。少しの損を恐れて最終的に大損をするパターンですね。ダメだと思ったらダメージを最小限にする行動をする。これが鉄則なんだけど、心の弱さ故に決断ができ無かった。みんなもやってみればきっとわかると思う。誰も下がると思って株を買う人はいないからね。空売り云々はひとまず置いといて。

 

もう一つのしくじりは、一発逆転的な欲望を持ち続けたことでしょうね。競馬で言うところの万馬券に近い夢を持っていたことが根本的に間違位だった。無名だった頃のソフトバンクのように、数十万の投資で数千万の儲けを狙っていた愚かな自分。投資とギャンブルは違う。そもそも株式オンリーで勝負すること自体が駄目。債権や長期型の投資ファンドを組み合わせてリスクを分散する、ポートフォリオを全く組んでいなかったのです。だって債権まで買うほどのお金が無かったのだもの。

 

つまり、まとまったお金を用意していなかった事が一番の間違いだったと言う事です。投資は余ったお金でしろと言いますが、最低でも1000万円の余剰資金は必要。たかだか数百万ドブに捨てても全くダメージ受けないよ?くらいの余裕を持たないと、投資なんて手を出すべきじゃない。ましてや生活費で資産運用をしようとするなんて愚の骨頂。株価が気になって普段の仕事や家事も手につかないですからね。

 

要するに投資の世界ってやつは、お金持ちを更にお金持ちにするゲームなのです。貧乏人をお金持ちにするような代物ではない。いや、絶対無理とは言わないけれど、よほどのセンスと努力がいると思いますよ。東大のトップを目指すくらい難しいかもしれない。これは株式だろうがFXだろうがビットコインだろうと例外なく。

 

まぁ最近は楽天ポイントやらdポイントで投資もできる時代ですから、その程度だったら経済の勉強がてら手を出してもいいかもしれないですね。それで修行して後に本格的に投資家デビューもいいけど、あくまで余剰資金でね。これ絶対。

 

これにてしくじり先生の授業は終わります。