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エロスとは隠すことと見つけたり

 の解説

足首の関節の内外両側にある突起した骨。内側は脛骨 (けいこつ) の末端、外側は腓骨 (ひこつ) の末端にあたる。くろぶし。つぶぶし。

 

出典:踝(くるぶし)の意味 - goo国語辞書

例えば着物の女性。うなじも大変結構ですが、裾からチラチラ見える足首。特にくるぶし。大正以前の男性はそこにエロスを感じていたのだそう。
現代の我々に置き換えたら、さながらパンチラ。に、成り代わるのかどうかは知らないけれど、とにかく古の男たちは大なり小なりくるぶしに劣情を催していたと。
 
当方、胸かおしりか脚かで言われたら、脚が好きだったりします。が、くるぶしに注目することはほとんど無いように思います。太ももから膝、ふくらはぎにかけての脚線美にフェチズムを感じます。
現代はミニスカートが珍しくありませんから、その中でわざわざピンポイントでくるぶしを選ぶ男性は少ないように思います。女性サイドだって防寒以外でわざわざ隠すこともないでしょうし。
 
やっぱりキーポイントはチラリズムですかね。普段隠れているからこそ良い。
 
この先、ファッションがどのように変遷していくかは私の知る由もございませんが。
仮にミニスカートすらなくなって、女性がパンツ丸出しで街を歩くのが当たり前になる時代が来た時。おそらくその頃はクソ爺になっているであろう私はともかく、その世代の働き盛りの男性は、パンツそのものに劣情を催すこともなくなるのでしょうね。スカートの中身を隠さず堂々とされてると、男性はちっとも興奮しない。ミニスカートから覗く、見えるか見えないかの狭間。そこに一番ドキドキするものなのです。
 
逆に言えば、女性が下着やヌード姿で堂々と外を歩ける世の中になれば、盗撮がもはや意味をなさない。ヌーディストビーチの中で陰茎をボッキさせてる男性が見当たらないように、包み隠さないというのは治安の視点から見ても案外最強なのかもしれない。
 
考えてみれば、太古の昔は裸族が珍しいわけじゃない。令和の今だって、アフリカやらアマゾンの部族の中には胸を丸出しにしてる民族だっている。その人たちは一体、女性のどこにエロスを見出しているのだろう?少なくとも、くるぶしに反応するようには思えない。もしかしたら、そういう人たちはそもそもエロスと言う概念がなかったりしてね。ただ、あるがままに合体をし、子孫を繁栄していくのみ。
 
服飾とエロスは文明人を文明人たらしめてる物かもしれない。しかし文明人と自然人では、どちらが幸せなのかは僕には分かりません。