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鯉に恋焦がれ故意になく

 の解説

コイ目コイ科の淡水魚。全長約60センチ。体は長い筒形で背から腹へかけての幅が広く、長短二対の口ひげがある。野生種は、背部が蒼褐色、側面から腹部が黄褐色で光沢がある。平野部の河川・湖沼にすむ。食用・観賞用に広く飼養され、ドイツゴイニシキゴイヒゴイなど多くの品種がある。

出典:鯉(こい)の意味 - goo国語辞書

 

鯉といえば広島カープ。まだ言ってなかったと思うけど、わたくし広島県在住でございますので、この語句を見るとやっぱりカープを連想してしまいますね。当然プロ野球で応援してるチームでございます。

 

だけどもどうして鯉なのかしら?他のチームは例えば虎とか竜とか鷹とか。格好良くて強そうな生き物が多い中、なぜに真っ先に餌となって食べられかねないカープ(鯉)を選んだのでしょうね?野球に限らず、そして世界広しと言えど。鯉をシンボルにしたスポーツチームってほとんど無いのではなかろうか?

 

地元なのに恥ずかしながら知らなかったので、いつものように調べましたよ。どうやら広島市の名所の一つである広島城。これが別名鯉城(りじょう)と呼ばれていたことに由来するとか。広島はもともと鯉の産地として知られてますからね。 

あと、70年以上前の原爆投下でぺんぺん草も生えない焼け野原となった広島市。鯉は成長して龍になると言われるように、街の復興の象徴として鯉が選ばれたのも理由の一つみたい。ある種、広島というのはカープの成長とともに復活した街とも言えます。それ故にチームへの愛着はすごいものがあります。ファンにとってカープは友であり恋人であり家族でもあるのです。

 

去年は残念ながらCSも取り逃がしましたが、もともと優勝できるポテンシャルはあるはず。丸のような大きな離脱もないし、今年にかける意気込みはすごいものがあるはず。特に長野選手は同い年だし、是非とも活躍してもらいたいですね。

 

気がかりはやっぱりコロナ。勝ち負け以前に開幕ができないなんてことになりませんように。