しい武雄
しい‐たけ〔しひ‐〕【▽椎×茸/▽香×蕈】
の解説キシメジ科のキノコ。春・秋に、《季 秋》「―に時雨 (しぐ) れぬ日とてなかりけり/ 」
・ ・ ・ などの広葉樹の枯れ木や切り株に生える。傘は黒褐色か茶褐色。代表的な食用キノコで、人工栽培もされる。
しいたけに限らず、きのこ類全般的に苦手だった15の夜。
今では、普通に食卓に出ても平気になった35の夜。歳をとれば趣向が変わると
言いますが、同じステーキでも牛肉よりもしいたけのステーキの方が好きかもし
れない。
なんでしょうね?胃が弱くなってきていることが関係してるかも知れない。大好
きだった揚げ物も、量に気をつけないとすぐに気持ち悪くなる。大根おろしが無
いと辛い。エビ天もいいけど、しいたけの天ぷらがいい。素材の甘みが素敵。体
が菌類を求めてるのかしら?
それにしても昔も昔。きのこ類を最初に食べる様になった人は凄いよね。だって
毒キノコの方が種類としては多いのでしょう?下手すりゃ死ぬ様なやつだって普
通にあるでしょう。言っちゃ悪いけど、しいたけだって見た目あまりよく無いよ?
何も知らない真っ白な状態なら、とても食べてみようって考えには至らない。まぁ
山に住んでたら他に食べる物なんてなかなか無いのかも知れない。それこそ野草と
キノコくらい?イノシシや野ウサギを捕まえて食べてたかもしれないけど、そう毎
日狩猟がうまく行くとは限るまいから、生きるためにはそれこそリスク承知で片っ
端から試してみるしかなかったかもしれないね。当たり前だけど最初から植物図鑑
が存在したわけでは無いのだから。
我々があまりにも当たり前に食べてるキノコたち。春の七草を代表をする野草たち。
これらは何も知らず毒草・毒キノコで命を落としてきたかもしれない多くの先人の達
の犠牲の上で成り立っているのだと考えると、ますます食べ物を粗末にするわけには
いかないね。アーメン。