辞書と暮らせば(休業中)

3月前後に復帰予定

カストリ焼酎三合を飲めば目がつぶれる。それ毒薬じゃね?

カストリ雑誌(かすとりざっし)

終戦直後昭和20年から25年頃にかけて出版された大衆娯楽雑誌で、闇市に出回っていたアルコール刺激度だけが強い、カストリ焼酎語源とされるカストリ雑誌用紙割当て枠外にあった仙貨紙で作られることが多く、その体栽も粗悪で「カストリ焼酎三合を飲めば目がつぶれる」といわれたように、続々と出されながらたいていは三号あたりでつぶれていったことからこう呼ばれるようになった内容主として、性を扱ったものであるが、多様なジャンルまたがり、そのタイトル数百種にのぼる。

 出典:カストリ雑誌とは何? Weblio辞書

 

辞書と戯れてると、こんな初めて出会う単語もあり。

知らない世界を垣間見た気がして面白い。古本用語みたいですよ。

要は終戦後に出回った粗悪なエロ本ということなんだろうけど、

グーグルで画像検索で表紙を拝見するだけでも時代を感じられて

趣深い。

www.google.com

 

しかしノスタルジックな女性の絵はいいとして、何やら

ヒロヒト君を解剖する」なんて文言が見受けられるけど、

いくら戦後の混沌とした時期とは言え、そんな昭和天皇をいじる

様な記事を書いても大丈夫だったのかしら?と、他人事ながら

心配になってしまう。

ああ、だから三号くらいで廃刊になってしまうのね。考えたら

納得。

 

それにしてもこういう俗悪な雑誌達が戦後の傷ついた男達の心と

下半身を癒し、日本復興に一躍を買っていたのかと思うと、胸が

熱くならなくもない。こういう部分だけは現代と何も変わらない

なぁと思うんだ。エロは強し。