辞書と暮らせば(休業中)

3月前後に復帰予定

やわらちゃん見なくなったなぁ

 の解説

日本古来の柔術諸流派をもとに、明治15年(1882)嘉納治五郎によって創始された格闘技。心身を鍛練修養し、青少年の教育に貢献することを目的とした。技は、投げ技・固め技・当て身技の3部門から成る。第二次大戦後、スポーツとして世界的に普及。

 

柔道(じゅうどう)の意味 - goo国語辞書

 

柔道とかけまして、お鍋の最後ととく

そのこころは

どちらも締めがあるでしょう

 

こう見えても柔道の黒帯持ってるんですよ。

 

初段なので実力そのものは大したこと無いのですけどね。履歴書の資格や特技欄にそれを書ける。役に立ったのはそれくらいかな?

 

話がガラッと変わるけど。学校の部活あるいは体育の柔道の授業中に、毎年4人。過去30年で累計121人もの死者を出しているのだという。被害者は当然中高生。

 

死因は様々だけど、一言で言えば指導者の問題。ひいては教育プログラムの問題と言っていい。乱取り中(練習試合みたいなもの)の事故もあるし、部活顧問がストレス解消に生徒をひたすら投げ続け、受け身に失敗した生徒が頭を打って亡くなるパターンもある。

 

もちろん他の競技でも部活中に死者が出ないわけではない。しかし、サッカーや野球を始めとする他の競技では、二度と同じ悲劇を起こさないようにしっかりと事故を検証して指導プログラムを見直している。柔道だけじゃないかな。毎年のように学校で死人を出す競技は。要するに懲りてないということでしょう。

 

安全面をきちんと配慮してる学校がほとんどではあるでしょう。しかし未だに無茶な精神論が蔓延ってる側面があるのも事実。根性がいけないとは言わないけど、最低限の子供の体に対する配慮は絶対に必要。今振りえれば、学生時代の夏休みの柔道合宿は無茶苦茶だったなぁ。クーラーのないくそ暑い道場の中で水もろくに飲ませてもらえない環境。帰りはフラフラで自転車を漕ぐ体力も残っていなかった。よく倒れなかったものだと自分でも思う。

 

もともと柔道は礼儀を始めとした青少年の教育を目的としたスポーツだったはず。それがオリンピックのせいかどうか知らないけど、いつの間にか勝つことを主体とした指導になってはいないだろうか?それはそれとして個人の道場や柔道スクールでやってもらったらいい。せめて体育の授業や学校の部活だけは、勝つことより礼儀を重んじる指導をしてもらいたいものだ。極端なこと言うなら受け身以外の技はしなくていい。